運動前にしっかりとウォーミングアップを行うことは大切です。
ウォーミングアップを行うことで、パフォーマンスの向上と怪我や傷害の予防へとつながります。
ウォーミングアップにストレッチを用いることは一般的ですが、皆さんはどんなストレッチを行っていますか?
ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチがあります。
静的ストレッチは反動を使わずに、筋肉を静かに伸ばす方法で、動的ストレッチは身体をダイナミックに動かして血行を良くするストレッチです。
運動前に行うストレッチは静的ストレッチよりも動的ストレッチの方が効果的ですよ。
動的ストレッチの方が怪我防止の効果がある
ウォーミングアップで得るべき効果としては、体温と筋温を上昇させたり、神経系を覚醒させたり、柔軟性や可動域を向上させたりということなどが挙げられます。
これらの効果を得ることで、パフォーマンスの向上や怪我の予防につなげていくのです。
動的ストレッチは、関節や筋肉を反復して動かしながら、徐々に可動域を広げ、関節周辺の筋肉を温めていきます。
静的ストレッチよりも動的ストレッチの方が、心拍数や筋温を上昇させ、柔軟性や可動域を広げていくことに効果があります。
その結果、パフォーマンスの向上や怪我の予防という効果を得ることができるのです。
静的ストレッチを行うとパフォーマンスが悪くなる

静的ストレッチが怪我を予防したりパフォーマンスの向上につながるという根拠や証拠はなく、逆に怪我につながったり、パフォーマンスを低下させるという研究結果があります。
欧州スポーツ医学会は、静的ストレッチを行うと最大筋力が低下するという見解を示しています。
理由としては、静的ストレッチにより筋肉の弾性が失われ、瞬発力や筋力が低下することが原因です。
筋トレ前に静的ストレッチを行うくらいなら、やらないほうがマシだと言えますね。
静的ストレッチよりも動的ストレッチがオススメだという話は「やってはいけない筋トレ」でも紹介されていましたね。
動的ストレッチの方法
動的ストレッチの方が効果的なのは理解できたけど、動的ストレッチってどんなストレッチ?と思っている人に、動的ストレッチの方法を紹介したいと思います。
昔から行なわれている動的ストレッチで、皆さんに馴染みがありそうなのはラジオ体操やブラジル体操ではないでしょうか。
子供の頃に、何度かブラジル体操を行い「なんだ?この変な体操?」と思っていましたが、効果的なウォーミングアップだったのですね。
ブラジル体操を行いながら「恥ずかしいな」って思っていました(笑)
最近はムーブメントプレパレーションというストレッチが流行りです。
動画のワールド・グレイテスト・ストレッチは、ムーブメントプレパレーションの一例です。
動的ストレッチは、ブラジル体操やムーブメントプレパレーションのように、動きの中で反動を使って行うストレッチです。
まとめ

ウォーミングアップを行う際に、ストレッチを動的ストレッチで行うのか、静的ストレッチで行うかによって、ウォーミングアップの効果が変わってきます。
運動前に行うのであれば、静的ストレッチよりも動的ストレッチが効果的です。
ムーブメントプレパレーションやブラジル体操などで動的ストレッチを行い、パフォーマンスの向上や怪我の予防につなげていきましょう!
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