老後の生活で起こる問題を解消するために30代から考えたいこと

「老後は不自由なく生きていけるのだろうか?」

そんなことを考えたことありませんか?…僕はたま〜に考えてしまいますね。

enミドルの転職で「老後不安」についてのアンケート調査が行われましたが、「老後に不安がある」と答えた人は96%でした。

ほぼ全員が老後に不安を持っているということですね。

老後の生活で起こる問題は「お金」「健康」「孤独」の3つが考えられます。

ということは「今のうちから3つの問題に備えていれば憂いなし」…ということで、老後の生活で起こる問題を直視し「今からできること」を考えていきましょう。

スポンサーリンク

お金(老後資金・年金問題)の問題

人生の三大支出といえば教育資金・住宅資金・老後資金ですね。老後のお金の問題は「老後資金」を捻出できるかできないかでしょう。

老後資金は「年金があるから大丈夫」だと思っていたら大間違いですよ。

国民年金の総額は約6000万円。いっぽう、支出総額は約8700万円です。差し引きは「マイナス2700万円」。

中村宏さんの著書「老後に破産する人、しない人」で書かれていたことですが、一般的には老後資金は約3000万円が必要だと言われています。

しかしこの3000万円は「普通の暮らしの水準」であり、あくまでも現状での数字です。

老後は旅行を楽しむなど「ゆとりある生活」を望むのであれば3000万円では足りません。

また現状の国民年金の総額は約6000万円だとしても、今の若者たちが老後を迎えるときの年金額は減額されているかもしれません。

さらに自営業者で基礎年金しか加入していない人は、サラリーマンよりも年金額が少なくなるので、もっと老後資金が必要です。

自営業者が平均寿命まで生きた場合、受け取れる国民年金の総額は、夫婦2人で約3300万円。一方、支出総額は約8700万円。差し引きすると「マイナス5400万円」。

自営業者はサラリーマンの2倍程度の貯蓄が必要ですね。

老後の「お金の問題」をクリアしたければ、今のうちから「お金を貯める」努力をしておく必要かあるでしょう。

健康(介護)の問題

健康も老後に考えられる問題のひとつでしょう。

退職し「よし、これから余生を楽しむぞ!」と思った矢先、体調を崩し病気になってしまったら悲しいですよね。悲しいという問題を通り越して「生きている価値を見出せない」かもしれません。

もし介護が必要なレベルまで悪化してしまえば「介護費用」という問題もでてきます。

生命保険文化センターの平成24年度調査によれば、1ヶ月に必要な介護費用は約7.7万円で平均で56.5ヶ月間出費が続くそうです。総額で約435万円ですね。

60歳以上の高齢者の自殺原因は「健康問題」が約60%を占めます。

老後の健康問題は医療費や介護費を考えると、先ほどの老後資金とも密接な関わりがあります。

健康を害し思ったような余生を過ごせないうえに、経済的な問題も絡んで「生きる希望を失ってしまう」ことも考えられるでしょう。

そのような事態を避けるためにも「健康」に気をつけた生活を送りたいですね。

30代は太りやすい年代ですからね。肥満には注意したいところです。

孤独の問題

孤独も老後問題のひとつです。

以前ある番組で、万引きなど「高齢者の犯罪増加」が取り上げられていましたが、その要因のひとつは「孤独」です。

高齢者の犯罪による検挙者数は1994年から4倍に増えています。

お金がないから万引きをするのではなく、「社会との関わりあいを持ちたくて」万引きをするのだそうです。

老後のために老後資金を蓄え、健康な体を保てていたとしても、「居場所がない」「家族がいない」「友達がいない」のではつらいですよね。

老後の「孤独」を避けるためにも、人とのつながりを意識しながら今を過ごすということが大切なのではないでしょうか。

引きこもっている場合ではありませんよ。

老後の生活のためにできること

老後の生活で考えられる問題を理解したところで、問題に対し30代からできることを考えていきましょう。

資産運用で老後資金を蓄える

335886c3d4b9ca6af8c4c6e94d946c91_s

老後資金を蓄えるために資産運用を行いましょう。

資産運用とは自身の持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくことです。

資産運用の種類は「元本は保証されるがリターンが少ないもの」や「元本は保証されないがリターンが大きいもの」などがあります。

例えば「普通預金」や「定期預金」などは「元本は保証されるがリターンが少ないもの」でありローリスクローリターンです。

一方で「株式」や「不動産」「金」などは「元本は保証されないがリターンが大きいもの」でありハイリスクハイリターンです。

資産運用は様々なサービスの中からリスクとリターンを鑑みて、自分自身で商品を選び運用することで行っていきます。

老後資金を貯蓄するとき「銀行預金」しか行っていない人は多いのではないでしょうか。

しかし1970年代には最大で約9%、1990年代前半には最大で約6%もあった銀行の金利も、今では1%に満たない低金利となり、ただ預けているだけでは貯金は増えなくなりました。

効率的に資産を増やすために資産運用を行うことは必須でしょう。

食生活の見直しと運動で健康体へ

649b41037e991bb14abc3e010b22b499_s

老後の生活を健康体で過ごすためには食生活の見直しと運動を行うことが大切です。

厚生省の国民栄養調査によると、30歳〜60歳代に肥満の人が増えることがわかっています。肥満は生活習慣病を引き起こします。

またアメリカの内科学会が発行する「内科学会紀要」によると、40歳以上で太りすぎの人は、標準体重の人より少なくとも3年は寿命が短いそうです。

肥満の原因の多くは暴飲暴食と運動不足です。カロリーコントロールが乱れていなければ太りません。

他にも加齢とともに筋肉は衰えていきます。

筋肉の発達のピークは25歳〜30歳までで、それ以降は1年に1%のペースで筋肉が細くなっていきます。

筋肉が衰えると、段差につまづき転倒するといったリスクが高くなります。怪我を予防するためにも筋トレなどの運動を行い体を鍛えておくことが大切です。

介護保険に加入するという選択もあるでしょう。

以前ファイナンシャルプランナーの方に相談したとき、「老後に備えて介護保険」に加入することも選択の一つだと提案されました。

私は加入しませんでしたが、老後の健康に不安があると思われる方は一度ファイナンシャルプランナーに相談してみると良いでしょう。

人とのつながりや絆を意識

61a86c2c80abe233ca66815475f08dbc_s

老後の生活で孤独にならないためには「人とのつながりや絆」を意識することが大切です。

高齢者の孤独死は7割が男性です。仕事も大切ですが、家族とのコミュニケーションや趣味仲間を見つけることも重要です。

淑徳大学社会福祉学部教授で社会福祉学者の結城康博さんは以下のように述べています。

ライフラインづくりは、40代から50代がラストチャンス。

コミュニケーション能力は訓練しないと向上しないので、定年後にいざ友人をつくろうとしても付け焼き刃ではどうにもならない。深い話ができる友人は一朝一夕ではつくれません。他人が苦手ならば、兄弟や甥や姪など身内とコンスタントに連絡を取り、自分を気にかけてくれる家族を大切に

相手に受け入れてもらいたければ、まずは自分が相手を受け入れることが必要でしょう。独りのほうが気楽などと思わずに、自分から積極的に周りとの関わり合いを持ちましょう。

もう50歳を過ぎてライフラインづくりが難しいのであれば「老人ホーム」へ入り、コミュニティをつくるという方法もあります。

人とのつながりは「孤独死」を避けるためにも意識したいことです。人生の最後を独りで迎え、死んでいるのに誰にも気づいてもらえない。

そんな最後は迎えたくないですよね。

スポンサーリンク