アセットアロケーションが投資成果の8割を決定する

アセットアロケーションという言葉をこ存じでしょうか?

運用成果に影響を与える要素は「売買のタイミング」「銘柄選択」「アセットアロケーション」の3つがあります。

そして長期で運用(投資)を行う場合、運用成績に最も大きな影響を与えるのは「アセットアロケーション」だと言われています。

アメリカのブリンソン教授が発表した調査結果では「アセットアロケーションが運用成果の8割」を決めるそうです。

長期運用で重要なのは「売買のタイミング」や「銘柄選択」ではありません。

ではアセットアロケーションとは何なのでしょうか。

今回は投資において最も重要なアセットアロケーションについて書いていきたいと思います。

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アセットアロケーションとは何なのか?

アセットアロケーションは、投資の基本的な考え方の一つで、運用に伴う様々なリスクを低減しつつ、効率的なリターンを目指す上で、投資資金を複数の異なった資産(アセット)に配分(アロケーション)して運用することをいいます。(iFinanceより)

つまりアセットアロケーションとは「どの資産にどれくらい配分するか」ということです。

資産とは「日本国株式」「先進国株式」「新興国株式」「日本国債券」「先進国債券」「REIT(不動産)」などのことで、アセットアロケーションの決定はこれらの資産をどの割合で保有するかを決めることです。

ぼくは内藤忍氏の「内藤忍の資産設計塾【第4版】 (豊かな人生に必要なお金を手に入れる方法)」を読むまでは「アセットアロケーション」という概念を理解していませんでした。

内藤忍氏の著書「資産設計塾」で「アセットアロケーションは投資成果の8割を決定する」と書いてあるのを見て、アセットアロケーションを意識した運用を行うようになりました。

アセットアロケーションに理想やおすすめの決め方はあるのか?

アセットアロケーションを意識した運用を行うときに気になるのは「理想のアセットアロケーションは何なのか?」ということ。

しかし「理想のアセットアロケーション」というものはありません。なぜならば人によってリスク許容度が違うからです。

決めるポイントは「リスク許容度」

万人に合った理想のアセットアロケーションはないけれど、自分の理想に合わせて「どの資産にどれくらい配分するか」は決めなければいけません。

ぼくが大切にしているアセットアロケーションの決め方は「リスク許容度」をポイントとした方法です。

例えば20代や30代の人と50代や60代の人では「リスク許容度」が違いますよね。

一概には言えませんが、一般的には年齢の若い人の方が年を取っている人より「人的資本」が大きく、リスク許容度もあると言えます。

人的資本とは「その人の持っている労働力・稼ぐ力」です。

20歳で年収500万円の場合、単純計算で500万円×45年(定年が65歳と仮定)=2億2500万円なので、将来トータルで2億2500万円を稼ぐ「自分」という資産を保有していることになります。

現在の自分を金融資産に例えると、約1億円程度の資産でしょう。

自分(現在価値にして約1億円)という比較的安定した資産を持っているので投資資金の多くをリスク資産に投資したとしてもリスクの取りすぎにはならないでしょう。

逆に60歳で年収500万の場合、単純計算で500万円×5年(定年が65歳と仮定)=2500万円なので、2億5000万円の人よりもリスクは小さくするべきです。

目安としては「100-年齢」で株式の割合を決めると良いでしょう。ぼくはそうしています。

自分のアセットアロケーションを分析してみよう

自分が決めたアセットアロケーションが「どれくらいリスクとリターン」があるのかは「わたしのインデックス」というサイトの「資産配分ツール」という分析ツールを使用するとわかります。

このサイトでは「20年前に100万円を投資していたら現在いくらになっているか」を試算してくれたり、アジア通貨危機やリーマンショックなどの大暴落時に「資産がどれくらい減ったか」をアセットアロケーションによって分析してくれます。

非常に便利な分析ツールですよ。

ぼくのアセットアロケーションを紹介

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このアセットアロケーションだと20年前に100万円を投資していたら「314万円」となっていたようです。

過去の投資は今後の投資結果を保証するものではないので、今この資産配分で100万円を投資したら20年後に314万円になるというわけではありません。

しかし今後の世界経済が、これまでと同じように成長を続けると仮定するならば、同じような結果になることが予想されるでしょう。

しばらくはこの資産配分で投資を行い、加齢とともに株式の比率を下げ、債券の比率を上げていこうと考えています。

有名人・著名人のアセットアロケーション(見本)

私が投資を行う際に感銘を受けた著者やブロガーさんのアセットアロケーションを、参考にした著書やサイトとともに紹介します。

尚これから紹介するアセットアロケーションは「現在のアセットアロケーション」ではなく、情報が古いものもあるので注意してください。

カン・チュンドさんのアセットアロケーション

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カン・チュンドさんはインデックス投資のアドバイザーをされている方です。

資産運用を考え始めた頃に、書店でカン・チュンドさんの著書「忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術」と出会い、カンさんの考え方に感銘を受けました。

カンさんのアセットアロケーションは約50%が新興国株ですね。著書で書かれていることを、そのまま実践されているという印象です。

竹川美奈子さんのアセットアロケーション

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竹川美奈子さんはファイナンシャル・ジャーナリストです。

ぼくは確定拠出年金でも運用を行っていますが、確定拠出年金に関して勉強をしているときに、竹川美奈子さんの著書「金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術」を読みました。

厚生労働省によると、個人型確定拠出年金の加入率は0.5%だそうです。加入資格のある人のほとんどが「確定拠出年金」を利用していないということですね。

確定拠出年金は税制上の優遇が手厚いので、個人的には「もったいないな」と思います。

確定拠出年金への加入資格がある人で、まだ拠出をしていないという人は、一度「金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術」を読んでみることをオススメします。

水瀬ケンイチさんのアセットアロケーション

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水瀬ケンイチさんは「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」というブログを運営されています。ぼくは水瀬さんのブログのファンですね。いつも水瀬さんのブログを読んで勉強をしています。

水瀬さんのブログも著書「ほったらかし投資術」も初心者にオススメですね。とてもわかりやすいです。

中野晴啓さんのアセットアロケーション

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中野晴啓さんはセゾン投信の代表をされている方です。

私は中野さんが代表をされているセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドへ積立投資を行っています。

インデックスファンドへ積立投資を行うことは決めたのですが、どこに投資をしようか悩んでいるときに「投資信託はこの9本から選びなさい―――30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!」を読んで、セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドへの積立投資を決意しました。

どんなファンドが良心的なファンドなのか。金融機関の儲けのために騙されないように、自分自身できちんと勉強し投資を行うことの大切さを教えてくれた本です。

アセットアロケーションの維持にはリバランスが必要

理想のアセットアロケーションを作り維持するためには「比率が高くなった資産を売って、比率が下がっている資産を買う」といったリバランスを行う必要があります。

ぼくはセゾン投信で「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」、SBI証券で「各資産のインデックスファンド」、確定拠出年金(口座はSBI証券)で「各資産のインデックスファンド」へ毎月積み立てで投資を行っています。

理想のアセットアロケーションになるように各資産を買っていますが、世界経済の情勢によって資産配分の比率が変わるので「年に1回はリバランスを行う」ようにしています。

最初は「難しい」「面倒くさい」と感じていましたが、今は慣れたので大変ではなくなりましたね。

リバランスが面倒な人はバランスファンドがおすすめ

アセットアロケーションを維持するためにはリバランスが必要ですが、自分でリバランスを行う自信がない、もしくは面倒だという人は投資信託のバランスファンドがおすすめです。

バランスファンドは資産配分が決まっていて、リバランスのプロのファンドマネージャーが行ってくれるので初心者でも安心して運用ができるでしょう。

自分の理想のアセットアロケーションに近いバランスファンドを探して購入すると良いでしょう。

バランスファンドを購入するときは「販売手数料」に注意してくださいね。

投資信託の積立は手数料無料のノーロードがポイント。良心ある証券会社を探せ

2016.09.04

ぼくが最初に購入した投資信託はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。最初は自分でアセットアロケーションを整える自信がなかったのでバランスファンドを購入しました。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで世界へ分散投資

2016.09.11

今でもセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドへ積立投資を行っていますが、もう少し株式の比率を上げたり、REITへの投資も行いたかったので、SBI証券と確定拠出年金で各資産のインデックスファンドを買い増しています。

とにかく「アセットアロケーションは投資成果の8割を決定する」と言われているので、自分の理想のアセットアロケーションを決めて、「ひたすら比率を守る」という作業に邁進していくことが大切ですね。

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1 個のコメント

  • 有名人・著名人のアセットアロケーション について、そのなかに、安全資産(無リスク資産)を組み込んでいる人と、組み込んでいない人に分かれます。これって、かなり重要なポイントだと思います。

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